インターネットとWebサイト

internet インターネット

 今回はインターネットは何?について、概略をお話したいと思います。

 皆さんは、インターネット(Internet)って何?と聞かれたらなんと答えますか?

 多くの人は、ホームページとかメール、youtube、LINEなどの普段接しているサービスの名前を答えるのではないでしょうか?

 これらは、インターネットを使った様々なサービスの名称ですね。

 Internetを文字の通り訳すと「Inter(相互接続)+Network(通信網)」 ですので、インターネット(Internet)は、世界中のコンピュータを使った様々な情報機器同士を相互に接続するネットワークという事になります。

 世界中で広く使われ始めたのは1990年頃からとなり、今では、テレビや電話などと同じように私たちの生活には無くてはならないインフラ(社会基盤)となっています。

インターネットの始まり

 インターネットの歴史は、1960年代、アメリカ国防総省の高等研究計画局(ARPA、Advanced Research Projects Agency)で開発されたネットワーク、ARPANET(アーパネット)に始まります。

 当時は、コンピューター同士の通信が始まったばかりで、電話と同じ交換回線を通じて、1対1で行われていました。

 この方法では、電話の話し中と同じで、先に回線が空くまでは、他のコンピュータとの通信が出来ません。

 コンピュータの方はタイムシァリングシステム(TSS:Time Sharing System)により、同時に複数の処理が出来るようになってきましたが、通信においては、回線占有の制約により、好きなときに好きなコンピュータと通信することが出来ませんでした。

 これを解決するために生まれたのがパケット交換通信です。

 パケットという言葉は、携帯電話のパケット代という言葉で耳にしたことも有ると思いますが、コンピュータの通信データをパケットという単位に分割して、パケットを相互に交換することで通信します。

 これにより、通信回線の占有はパケットの送受信の時だけしか発生しないため、長時間通信回線を占有しないでコンピュータ同士の相互通信が出来るようになります。

 このARPANETの技術が現在のインターネットとして発達しました。

インターネットのサービス

 この記事の冒頭で、ホームページとかメールやyoutube、LINE等はサービスの名前と書きました。

 これらのサービスは、インターネットがインフラとして提供している、Web、メール、ファイル転送、音声・画像などの通信の機能を使って実現されています。

インターネット
インターネット

 インターネットの通信の殆どは、TCP/IP(ティーシーピーアイピー、Transmission Control Protocol /Internet Protocol )というデータ通信の手順を使って通信しています。

 どんなことをやっているかというと、こんな感じです。

A:Bさ~ん。今からデータ通信したいけど良いですか~?

B:は~い!Aさん。了解です。お待ちしています。

A:これのデータ貰えますか?

B:はい、データです。どうぞ。

A:ありがとうございました。

B:いえいえ。またどうぞ!

 お互いの状態を確認し合って通信する、ハンドシェイクと呼ばれる通信方式になります。

実際には、相手のアドレス確認やエラーのリカバリーなど非常に沢山のやりとりの取り決めがあります。

 この通信手順を使用して、インターネット上では様々なデータのやりとりが行われています。

 TCP/IPのIPはIPアドレスと呼ばれるもので、インターネット上のコンピューターを特定するための住所に相当する物です。

 インターネット上のIPアドレスはグローバルIPアドレスという物で、世界中で1だけ割り当てられて、重複はありません。

 しかし、ご自宅のPCもインターネットに繋がっているからと言っても、グローバルIPアドレスが割り当てられているかというと、そうではなく、ローカルIPアドレスと呼ばれる、ローカルの閉じた領域内でのアドレスが決められており、インターネットプロバイダや自宅内のネットワーク内でのアドレスが割り当てられている場合が殆どです。

ホームページやWebサイト

 私のWebサイトのデータを閲覧する際には、このTCP/IPによる通信をベースにしたホームページデータの通信手順であるHTTP(エイチティーティーピイ、Hypertext Transfer Protocol)を使用して、パソコンのブラウザソフトとWebサイトのサーバーとの間での通信が行われています。

 ここで少し話が変わりますが、インターネットブラウザで閲覧するページをなんと呼びますか?

 ホームページ? Webページ? Webサイト?

 そのときの話の趣旨により、若干の違い、使い分けは有るとは思いますが、大体どれも意味は分かりますね。

 使い分けるとすると、以下のような使い分けになるようです。

Webサイト

 「Webサイトを運営しています。」というような、管理、話題の対象の意味合いが強く、Webコンテンツ全てをまとめた総称。

Webページ

 Webサイトのコンテンツの一つである、一つ一つのページ。

ホームページ

 Webサイトの顔となる、サイトのアドレスを開いたときに最初に表示されるページ。

 ですが、サイトの顔=Webサイトと見なされるようになり、Webサイトと同じ意味で使われているようです。

TOPページ

 Webサイトも含めたサイト内の各コンテンツの一番先頭のページ。

 という事で、このブログページもHTMLによって表示されております。

 パソコンやスマホのブラウザにより表示されるWebページは、HTTPで伝送されたHTMLデータをブラウザアプリが解析して画面表示を行うという仕組みになっています。

 自分のブログページをカスタマイズする事は、このHTML(エイチティーエムエル、HyperText Markup Language)をカスタマイズする作業になります。

 もしかすると、「ブログページをカスタマイズするのはWordPressでしょ?」と思われた方もいるかもしれませんが、WordPressはCMS(Contents Management System)と呼ばれる、専門的知識が無くても、コンテンツの構築や更新管理ができるシステムです。

 WordPressのダッシュボードで定義したとおりに、WordPressがWebページのHTMLを生成してくれるので、閲覧しているブラウザにWebページが表示されるのです。

 WordPressが提供している機能ではどうやっても出来ないことでも、HTMLや関連するCSSやPHPを直接変更することで、実現できるようになります。

 以上、インターネットの超概略からWebサイトの構築の話を簡単に紹介しました。

 WordPressによるブログサイトの構築について、自分の勉強も兼ねて、調べたことを別の記事で書いていきたいと思います。

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